TORITENトリテン

今節の見どころ

リーグ戦は課題修正の繰り返し。連敗からのリバウンドメンタリティーを

 

前々節と前節は前半の劣勢を選手交代で覆すも、得点に至らず悔しい連敗を喫した。その中でも新たな戦力の組み合わせや課題への改善が見られたことに目を向けつつ、結果にこだわる戦いを続けていきたい。

 

連敗中だが新機軸も芽生えそうな現状

前節・熊本戦から中3日で迎える5連戦の3戦目。今節からはアウェイ2連戦で、今節の北九州戦から中2日で次節・鹿児島戦と、敵地への移動を伴うタイトなスケジュールとなっている。
 
前々節のアウェイ琉球戦、前節のホーム熊本戦は、ともに前半の劣勢を選手交代で修正して流れを引き寄せたが、反撃及ばず連敗となっている。琉球戦は相手のテクニカルで流動的な中盤との攻防でなかなか上回れず、熊本戦は徹底したマンマークディフェンスと堅い守備ブロックに苦しんだ。
 
ただ、いずれの試合でも、選手交代で大きな変化をつけたことは収穫のひとつ。四方田修平監督も「ここに来て怪我人が戻ってきたり調子を上げた選手がいたりすることで新たな組み合わせが可能になった。いいことなのだが、初めての組み合わせも多く、試してみて上手くいかないこともある」と、前向きな悩みをこぼす。
 
熊本戦については岡本拓也や野嶽惇也がリードしながら前半の終盤にピッチ内の選手たちで少しずつ修正できたことも手応えのようだ。岡本は「もう10分、15分早く修正できていればもっと違う展開にはなったのかな」と反省点も口にしつつ「一辺倒になりすぎず柔軟に出来た部分は成長していると思う。そこをさらにみんなで磨いて、もっと勝率を上げていきたい」と話した。
 

システム変更で本来の攻撃力を回復した北九州

熊本戦では自らの不甲斐なさに凹んだ選手も、1日のトレーニングには集中して臨めた模様。連戦というスケジュールが、出場機会を得るためのアピールにも拍車をかける。四方田監督も「負けた後は反骨心やリバウンドメンタリティーが大事」と、選手たちに奮起を促す。
 
あいにくの雨予報となっている3日のミクニワールドスタジアム北九州。北九州は最終ラインを中心に昨季までの主力が多く入れ替わり、今季はベース部分からの再構築を余儀なくされて苦しいスタートを切った。守備が上手く機能せず攻撃でパワーを出せない状態が続いて開幕6連敗を喫したが、第7節・山口戦では陣形を3-4-2-1に変えて守備をシンプルに整え直して初勝利。続く琉球戦と連勝を飾り、以降はそのフォーメーションを継続している。守備が安定したことで本来の攻撃力も発揮されるようになった。もとより能力の高い選手が揃っており、攻め手も多くクオリティーが高い。
 
そんな北九州に対して、攻守でいかに上回っていけるか。相手の守備のありようを見極め、一体感をもって柔軟に対応していく力。構えた相手を攻略するアイデアや工夫とプレーの質。そういったものが、引き続き求められる。
 

試合に向けての監督・選手コメント

■四方田修平監督
前節はマンツーマン的なハイプレスに来るチームに対してどう抜け出そうかというところで、僕ももっと具体的に指示しなければいけなかったのかなという反省はあるが、プロとして少なからずやってきている選手たちがピッチでどう感じてそこを打開していくのかという意味で、若さが出たと感じた。大きな勉強代だったが、チームの経験値として今後への積み上げにしたいし、選手たちにもそう感じてもらいたい。
 
北九州との前回対戦は、僕たちにとっての開幕戦だったが、いまは全く違うチームになっている。仕上がってきているという印象。打開して得点する一方で、北九州の攻撃力に対する守備も含め、攻守両面で勝ちに繋げたい。
 
■DF 2 岡本拓也
最近は相手のプレスに苦しむ場面が多いが、まず後ろがプレッシャーを受けづらいポジションを取らなくてはならないし、それによって前線も動き出すタイミングを図ったり守備の的を絞らせにくくすることは出来ると思う。ボールが入ったときの質はもちろん大事だが、前線が相手に捕まった状態のままボールを入れなくてはならない状況が続いているので、そこを全体でずらしていけるようにしたい。熊本戦ではある程度、僕がイメージしているようなスライドは出来たが、役割の明確化についてはグループごとでもう少し詰めていきたい。
 
いまはシンプルに勝利が欲しい。前節は上手くいかない時間も多かったが、その中で自分たちから変化を起こして前半途中から修正できた。一辺倒になりすぎず柔軟に出来た部分は成長していると思うので、そこをさらにみんなで磨いて、もっと勝率を上げていきたい。