伊佐同点弾も再び突き放され、ホーム最終戦白星ならず

なんとしても勝利したかったホーム最終戦。ミス絡みで失点し、伊佐のゴールで一度は追いつくも再びビハインドに。決定機は築いたが2点目は奪えず、勝点は得られなかった。
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宮崎の勢いを削いだ可変システム
激しくプレッシャーをかけてくる宮崎に対し、それを回避して前進していく狙いで可変システムを採用した今節。守備時は3-4-2-1、攻撃時には3-5-2で2トップが縦関係となる陣形を取りながら、戦いに臨んだ。
積極的にクロスを送ってくる宮崎を集中して跳ね返しつつ、ボールを動かした立ち上がり。徐々に大分の立ち位置に守備をハメきれなくなった宮崎が、プレスの勢いを落とした。18分には茂平がインターセプトから推進力を発揮し、20分には大きなサイドチェンジから𠮷田真那斗がクロスを供給。切り替えの早い相手にも宮川歩己が上手く対応しながら、23分には木許太賀のショートカウンターからFKも獲得した。26分にはパトリッキ・ヴェロンが蹴ったFKのこぼれ球を野嶽惇也がシュートして枠の右。

飲水タイムで修正されミス絡みで失点
ただ、大分ペースで運んでいる中でも、プレーでの細かいミスは多発した。いい位置でボールを受けてもその後のパスが相手に渡ったり、トラップが大きくなって相手に奪われたりする場面も。
セットプレーでチャンスを築けていた時間帯に得点できていればよかったのだが、この日、35.5℃を記録したピッチが体力を奪ったのか。その暑さにより設けられた飲水タイムに、宮崎の選手たちは大分の立ち位置を確認した上で再び勢いを取り戻そうと声をかけ合った。
プレー再開後まもなくの30分、ムン・キョンゴンのパスがミスとなり井上怜にカットされると、エリア内から奥村晃司にシュートを許す。ペレイラが体を張って枠上へと逸らしたが、その流れからの奥村の左CKを、眞鍋旭輝に頭で沈められて先制点を奪われた。

3枚替えで後半に入るも最初は劣勢に
再び宮崎の流れとなった中、左右から送られるクロスやスルーパスにムンやペレイラが対応しながら耐える。43分には下川陽太の自陣からのロングフィードに茂が対応したこぼれ球を阿野真拓に拾われ、ドリブルで進入してきた阿野はムンが止めたが、さらにそのこぼれ球を土信田悠生に奪われた。完全に失点する流れだったが、それを防いだのは素早くカバーに入っていた三竿雄斗。そんなファインプレーにも助けられつつ、辛くも0-1で折り返した。
後半はキム・ヒョンウを伊佐耕平、木許を中川寛斗、茂を宇津元伸弥に代えてスタート。早速、伊佐が高い位置でボールを奪って𠮷田真那斗がシュートする好機を演出したが、弾道は右に逸れた。だが、その伊佐のプレスを嫌って宮崎が長いボールを増やすと、セカンドボール対応で後手に回る大分は一気に劣勢に陥る。50分台には宮崎に1本のFKと4本のCKを与えた。59分、下川のクロスに合わせた松本雄真のヘディングシュートはムンが触って枠外へと逸らす。60分にも下川のクロスから土信田にシュートを許すが、至近距離でムンとペレイラが掻き出した。

伊佐同点弾で反撃の狼煙
宮崎が長いボールを増やした中、四方田修平監督は62分にヴェロンを木本真翔に交代。中盤での細やかなポジショニングからパワフルな推進力へと武器を切り替えると、流れを大分へと手繰り寄せた。
65分、𠮷田がドリブルで相手を押し下げてからの、宮川のクロス。マークについていた黒木謙吾の頭上から伊佐が放ったヘディングシュートがゴールネットを揺らし、劣勢だった大分が反撃の狼煙を上げる。
74分には中川と協力して起点となった伊佐のパスを受け、木本がドリブルでゴール前に進入。サンドしてきた2人は抜いたがその先で潰され、そこに走り込んだ中川がこぼれ球をシュートして茂木秀に押さえられた。

再びリードを許し追いつけず
だが、その流れは78分、宮崎の追加点で断ち切られる。茂木のゴールキックを井上が前に送り土信田が抜け出したところで、対応しようとしたペレイラとムンの連係ミス。2人で対応したが奪い切れず、無人のゴールへと沈められてしまった。
82分、大熊裕司監督が下川を大熊健太に代えると、四方田監督も榊原彗悟を山口卓己にチェンジ。宮崎は86分に山内陸を力安祥伍、阿野を松本ケン・チザンガ、井上を安藤陸登に3枚替えして布陣の強度を保ち、さらに90+5分には奥村を佐藤遼に代えて時間を使う。
大分は諦めずに攻め続け、90+6分には𠮷田のクロスを宇津元が競り、伊佐が落として中川がシュート。いい形での決定機を築いたが、弾道はわずかに左に逸れ、再び追いつくことは叶わなかった。
ホーム最終戦を白星で飾れず、ホーム5連敗。この現実を受け止めながら、チームはアウェイでの最終節・鳥取戦とその先のプレーオフへと戦いを続ける。




